アンヘル・カブレラ
その歩き方から“エル・パト”(アヒル)の愛称で親しまれる。10歳で学校を辞めてゴルフ人生をスタートさせた。まずはアルゼンチンのコルドバ・カントリークラブでフルタイムのキャディを務めた。
祖国でゴルフ界への第一歩を踏み出したカブレラは、その後、キャディからメジャーチャンピオンへと上り詰めることになる。2007年には全米オープンを制し、アルゼンチン人として初めて同大会で優勝。アルゼンチンのゴルファーがメジャータイトルを獲得したのは、1967年全英オープンを制したロベルト・デ・ビセンソ以来2人目の快挙だった。アルゼンチン全土を歓喜で包み、故郷コルドバは誰も仕事が手につかず、お祝いムード一色となった。カブレラは、メジャー制覇の功績により欧州ツアー名誉終身シード権を獲得。同年のアルゼンチン年間最優秀アスリートに贈られるオリンピア・デ・オーロ(優秀選手金賞)も受賞した。その後も各大会で実力を証明し、2009年にはマスターズを初制覇。3選手で争われた緊迫のプレーオフでは、すさまじい気迫とパワフルなスイングを生かして栄冠を手に入れた。
数々の栄誉と実績により、カブレラはゴルフ界の象徴的存在(ICON)として世界中に認められている。